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Cray Work

2024 4/09

ayaka nakamura cray work

ayaka.hatter_claywork

新潟県、津南町の農と縄文の体験実習館なじょもんにて企画展に参加しています🌿

土器と、髪と草編みでつくった面と、奈良で制作した獅子舞「あからがしら」を展示しています。

明日、8月10日(土) 10:00～12:00
⭕️草編みワークショップを開催⭕️

10時〜　はじめに１時間くらいマレーシアの先住民族マーメリ族に出逢った１年間にわたる【インドネシア、マレーシア、シンガポール】の先住民族のリサーチの旅の話を、画像を見ながら杉原信幸さんとおこないます🙂お話の会場はなんと竪穴式住居の暗闇の中。雰囲気抜群です！

そのあとの１時間でマーメリ族に伝わる草編みのひとつ「ジャリリパン」を編むワークショップ。この編みは彼らにとって【祖先がわたしたちのところへかえってくるための道】なのだそうです。日本人の注連縄と近しい感覚で神聖な場所をあらわしたり、家の戸口に飾ったりする時に用いられる大切な編み方。ぜひご参加くださいね🙂

詳細や申込みは下記確認
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夏･秋企画展「JOMON×ART 原始感覚が響くJOMONの風2024」

■開催日 --- 2024/07/13 (土) ～ 11/04 (月)
■開催時間 --- 9:00～17:00
■料　　金 --- 300円（中学生以下無料）
■会　　場 --- 企画展示室・ホール・野外

津南町には、１万年以上つづいた縄文時代の遺跡が多数分布し、多様な縄文土器が出土します。火焔型土器に代表される魅力的な造形デザインは、現代の私たちにも訴えかけるものがあります。本展では、津南町から出土したさまざまな縄文土器を展示し、そのカタチと文様の魅力を紹介するとともに、縄文文化にインスピレーションを受け制作活動を行っている現代アート作家による作品も併せて展示します。
会期中には、コンサートやワークショップ、講演会(津南シンポジウムⅩⅩ)も開催します。

【関連イベント】

⭕️縄文コンサート『JOMONの風2024』
日時：8月10日(土)17:00～21:00
会場：なじょもん　縄文ムラ
入場料：無料
参加アーティスト：斎藤孝太郎・縄文太鼓いにしえ・玉様祭壇・平田篤史・島田あけみ・宇佐幸将ほか

⭕️山本千晴ワークショップ『縄文人も座ってた！？マコモの円座づくり』
日時：8月10日(土)9:00～14:00
対象：18才以上
体験料　2,000円

⭕️中村綾花ワークショップ『草編み～マーメリ族に伝わる祖先への道～』
日時：8月10日(土)10:00～12:00
対象：高学年以上
体験料：500円

⭕️津南シンポジウムⅩⅩ『JOMONの世界観』
日時：10月19日(土)13:30～16:00
会場：津南町文化センター　大ホール
参加費：無料
講師：小林達雄
鼎談：小林達雄・堀江武史・マブソン青眼

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🌿津南町農と縄文の体験実習館なじょもん🌿

新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡乙 835
TEL/FAX: 025-765-5511
E-mail: najo@najomon.com
URL: https://www.najomon.com

■入館料/大人300円中学生以下無料 ■開館時間/午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日/月曜日
(祝日の場合は翌平日、7/29-8/5-8/13は営業)

■駐車場/普通車200台大型バス5台

【お車をご利用の場合】
練馬10一塩沢。石行10(関越自動車道約120分)→353經由(約五分) 新潟西IC~越後川口10越自動車道約分)→R117经由(約0分)
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参加アーティスト(50音順)
安芸早穂子(鉛筆画・アクリル画)、安藤榮作(彫刻)、猪風来(縄文テキスタイル)、入間野登美恵(工芸)、上原芙蓉美(アクリル画)、古森清五郎(彫刻)、白鳥紗也子(立体造形・祈結)、杉原信幸(インスタレーション)、雅蓮(書道)、谷口シロウ(平面(壁画))、中村綾花(美術・帽子作家)、なが山房子(麻紙・岩絵具)、長谷川浩子(彫刻)、平田篤史(土器・石器ほか)、平間ミーナ(写真)、福田康史(木彫)、堀江武史(石彫)、松山賢(美術)、山口三輪(編み物オブジェ)、山本千晴･hana koji(映像・絵画)、結城幸司(版画・木彫)

月と種のうつわ中村綾花×杉原信幸

月と種のうつわ
中村綾花×杉原信幸

粘土、鮭鰭灰、人毛灰、経血、精液、雨、木崎湖の湖底の砂、木崎湖の水

野焼き/2021年

生命を宿すことを疑わないわたしの身体は毎月自らの血によって胎内に月のうつわを創造する。20年もそれと呪いのように向き合い続けようやく自らの中に生命の再来への渇望を認め許せたとき、土に触れるなかでの体感や気付き、わたし自身とうつわの重なりのなかで、胎土と自らの経血によって土器をつくることに生と死の円環、生命の再来を祈ることはとても自然な流れでした。縄文土器には呪術や祈りをこめるために胎土に種や灰がねりまぜられたものがあります。そして土器や土偶の多くは意図的にこわされてから穴に埋め、もの送りによって大地にかえされる。それは毎月胎内につくられては壊れる生命のうつわ、そこに再生の真理を重ね見てのことではなかったのだろうか。それらの再生を祈る儀式には生命を創造する血液、経血をなにかしらのかたちで使用したのではないかと思えるのです。血に触れるとき、それは全くわたし自身であるのに禁忌に触れるような感覚や、知らずと植え付けられてしまっていた不浄の感覚が思考をよぎり、それを超えて胎土と経血とを練り混ぜていくと次第に、こうする他ないという体感そして確信にかわっていきました。わたしたち自身の生命の根源という最も身近で聖なるものでありながら、穢れや不浄のなかに隠されてしまっていることを見つめなおすこと、そしてなによりわたし自身の生命の再来への渇望の現れとしてうまれてきたうつわです。

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粘土(クアラカンサー)、経血、精液、

粘土(クアラカンサー)、経血、精液、雨

野焼き / マレーシア / 2022年

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土器灸粘土、鮭鰭灰、人毛灰、経血

土器灸

粘土、鮭鰭灰、人毛灰、経血、雨、木崎湖の湖底の砂、木崎湖の水

野焼き/2020年

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土器灸
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野焼き/2020年

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野焼き/2020年

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粘土

野焼き/2020年

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粘土(クアラカンサー)、川砂、経血、

粘土(クアラカンサー)、川砂、経血、精液、雨

野焼き / マレーシア / 2022年

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粘土、鮭鰭灰、人毛灰、経血、雨、木崎湖の湖底の砂、木崎湖の水

野焼き/2020年

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野焼き/2020年

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粘土、鮭鰭灰、人毛灰、経血、雨、木崎湖の湖底の砂、木崎湖の水

野焼き/2020年

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ひさごのうつわ　 The Gourd Earthenware -Ve

ひさごのうつわ　
The Gourd Earthenware -Vessel of Moon

粘土、海の砂、川の砂、雨、経血、精液
2022 Ipoh Malaysia

ひょうたんの原産地はアフリカで、人類がアフリカから移動していく際、それを大切に持ち運び種を繋いでいったことで世界中にひろまっていったのではないかといわれています。日本にも縄文時代早期初頭、今から約9600年前にはひょうたんが伝えられていたようで遺跡から出土しています。

わたしはその土地の"はじまりの神話"を知るのがすきなのですが、ひょうたんはたくさんの土地のはじまりの神話に関係しています。《空から黄色いひょうたんの花が舞いおり、地面につくと花から一匹の羽虫がはいでて、それがはじまりのひとになった》という台湾のブヌン族のはじまりの神話を読んだとき、脳内にうつしだされるうつくしいイメージに心打たれました。

土器をつくる粘土を掘らせていただいたマレーシアのペラ州のKuala Kangsarでは素晴らしい粘土が見渡す地面いっぱいにあり、Labu Sayongというひょうたん型の伝統的な水を入れる器がありました。水を入れると素焼きのうつわから水がわずかにしみ出すことで気化熱によって中に入れたものがひんやり保たれるという仕組みで重宝されていたそうです。本物のひょうたんも中に水を入れると同じような仕組みで中のものが冷やされることで品質が保たれる。水という生命にとって欠かせないものを入れるためのうつわとしてひょうたんは欠かせない存在だったのだとおもいます。

わたしたち人類は丸木舟にのりこんで海や川を渡り、ひょうたんに水をいれて命を繋いで旅をしてきたのかもしれません。舟とひょうたん、うつわのなかとそとがひっくりかえってつながりあっているみたい。

そしてひょうたんは太古のむかしから子孫繁栄の象徴でもあります。まるくふくよかなフォルムは妊婦の姿を想起させ、なかにはたくさんの種が詰まっています。この旅のなかで訪れたインドネシア領の西パプアのワメナから更に奥へ行ったUsilimo村ではダニ族の裸族の男性がコテカとよばれるペニスケースを身につけていますが、これもひょうたんです。生命の根源と結びあった出で立ちは魅入らずにはいられないうつくしさがありました。

生命の根源の起こりや交合、大気や水の流れ、内臓の内側をひっくり返したような生命の漲る紋様を、子孫繁栄の祈りを込め、ひょうたん(ひさご)のうつわをつくりました。

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野焼き/2020年

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